オヤの見本帳展 会場のご案内 Vol.3
Category : おしらせ

モスクの入り口の側のコーナーは、本の中のトルコ取材レポート「オヤと出会う至福の旅」の
章の内容とリンクしています。

オヤ市場があるギョネン近郊の小さな村、親子4世代で暮らすお家に取材したとき、
おばあちゃんとおじいちゃん夫婦がほっこりとチャイを飲んでいた二人の姿が印象に残りました。
トルコの2段式ポット、チャイダンルックとチャイグラス、シュガーポットなどの銀食器
を飾りました。ギャラリー内のカフェでもチャイやトルココーヒーが楽しめます。
1階のハラルマーケットでも茶葉などが購入できます。


本の中ではトルコのチャイの淹れ方を解説。会場ではパネルで紹介しています。

トルコレポートより
1週間後に婚礼を控える花嫁のお家を取材したときのエピソードから、
トルコの花嫁支度を紹介しています。

伝統的な婚礼衣装を披露してくれた22歳のセヴギさん。
金糸の刺繍が見事な衣装はババアンネ(父方の祖母)がお嫁入りの時に着てきたもの。
とても大事に保管しているから、数十年経ってもとても綺麗。
そうしてまた次の世代へと受け継がれていく…
物を大切にして丁寧に暮らす…日本でも戦前まではこんな風に暮らしていた。
便利になった世の中は、大切な物が失われてしまうんですね。

嫁ぐ日までの母と娘のやさしい時間。
セヴギさんが子どもの頃から、お母さんやおばあちゃん、
そして自分でも作りためてきたオヤのスカーフを一枚ずつ取り出しては
思い出話で手が止まってしまう。
嫁いでいく娘にまだまだ伝えたいことがいっぱいあるのに…
嬉しくて切ない時がゆっくりと流れていきます。

本の中で紹介している花嫁支度を、絨毯の上に再現しています。
手編みの室内履きは全て違う模様と形。
自由な発想で次々と生まれてくるオヤのモチーフのように、
トルコ女性の豊かな創造性を感じます。

室内ばきのことをトルコ語でパティッキといいます。
編み地の模様、毛糸の色合わせ、みんな違う形…作り手が楽しみながら
編んでいる姿を想像してしまう…編み物好きな方必見のアイテムです。


こんな風に無造作にひもでくくってありました。
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